第9回支援講座が開催されました

1月26日に第9回支援講座が開催されました。今回は、「大学での支援状況と富山大学での取り組み」と題し、富山大学学生支援センターの西村優紀美先生より、お話を伺いました。

先生からは、多くの大学での、事務的なことから、実技・実習まで、そこでの学びをどう保証できるかを考え、配慮し、支援している全国的な動向と併せて、富山大学での具体的な取り組みについてお話いただきました。特に「合理的配慮」については、具体的な内容やその決定の手順までを詳しくお話いただきました。

今回お話を聞いて、大学受験時の配慮については、それ以前の、高校や中学で配慮を受けていることが参考とされることを知りました。継続的な支援の流れがあってのことですよね。(しかし役に立つはずの、高校からの個別の支援計画というのはほとんど見ないというのが実情のようです。)

また、特性のある大学生にとっては、卒論と就活を同時にこなすというのが、マルチタスクをこなすことの難しさとしてあるのだということも改めて分かりました。そういうことは、入学してみないと、想像しにくいことですね。

さらに富山大学では、高校生に向けての情報提供をしたり、修学、就職、卒後についても取り組まれたりしていることもわかりました。
この機会にアクセシビリティ・コミュニケーション支援室作成の電子教材をぜひご覧ください。(一部調整中)
http://www3.u-toyama.ac.jp/support/communication/link/link_materials.html

先生のお話から、支援者としての基本的な姿勢について、ほっぷとして学ぶことが多くありました。
西村先生、ありがとうございました。また、マスク着用のご協力、ありがとうございました。

2021年02月01日