8月29日(土)、「家族の声を地域の力に ~ペアレントメンターとつなぐ支援のネットワーク~」をメインテーマに研修会を開催いたしました。当日は教育・福祉・行政・ペアレントメンター等、幅広い分野から多数の方々にご参加いただきました。
【第1部】行政説明「発達障害の家族支援施策の動向と実際」
○厚生労働省 発達障害対策専門官 西尾大輔 氏
発達障害者支援法の基本理念をはじめ、ICF(国際生活機能分類)に基づいた環境調整の視点や、ペアレント・プログラム、ペアレントメンター養成など、国の家族支援施策における最新の動向と今後の方向性について分かりやすくご講義いただきました。
○富山県障害福祉課
県内におけるこれまでのペアレントメンター活動の歩みや、5歳児健診の普及に伴う早期発見・早期支援の広がりと家族支援ニーズの高まりについて説明がありました。今年度から本格化する「ペアレントメンター養成・活躍促進事業(ペアレントメンター派遣等)」について、市町村や関係機関での積極的な活用が呼びかけられました。
【第2部】実践報告「地域でつくる家族支援の『つながり』のきっかけ」
○射水市こども発達相談室 ×「やまびこ会」代表者
射水市と保護者が協同して「やまびこ会」を発足させた経緯や、行政と親の会が対等なパートナーとして信頼関係を築いてきた13年間の取り組みが紹介されました。行政からの活動場所提供やチラシ周知、メンターによる保護者座談会への参加など、互いの強みを活かした「孤立させない地域づくり」の具体例が報告されました。
○立山町立小学校 元校長 深山 慶太 氏
立山町で活動している「でこぼこ保護者会」での体験をもとに、学校現場には届きにくい「保護者の言えない本音や不安」に寄り添うペアレントメンターや、座談会の価値について語られました。教育委員会・学校・行政・社会福祉協議会などが一体となった地域ぐるみのあたたかい協力体制作りの重要性が提示されました。
【相談援助技術研修】
午後は、鹿児島純心大学の阿部美穂子氏を講師にお迎えし、新しくペアレントメンターを目指す方々と一緒に、ロールプレイや演習を交えた実践的な相談援助技術についての学びを深めました。
ロールプレイでは相談者役とペアレントメンター役に分かれ、事例を通してペアレントメンターとしての傾聴姿勢やスキルを磨きました。参加者からは「傾聴することの難しさを改めて感じた」「答えを伝えるのではなく、話をしっかり聞いてもらえたと思ってもらえるように心がけたい」といった振り返りの感想をいただきました。
みなさま、お忙しい中ご参加いただき、本当にありがとうございました。
ほっぷでは今後も、発達障害の分野に携わる支援者の方・ご家族に向けて、さまざまな研修会を行いながら普及・啓発に取り組んでまいります。皆様のご参加を引き続き心よりお待ちしております。
厚生労働省 発達障害対策専門官 西尾大輔氏
鹿児島純心大学 阿部美穂子氏



















