梅永雄二先生講演会が開催されました

  11月27日(金)にサンシップとやまにて「梅永雄二先生講演会」が開催されました。梅永先生には、「発達障害者の『働く』を支えるアセスメントの視点」と題してご講演をいただきましたが、当日は平日にもかかわらず福祉関係者はもちろんの事、教育、行政等の関係機関から150名の参加をいただき、大盛況のうちに終えることができました。

  今回の講演会では、当初、梅永先生には終始発達障害者の就労支援についてお話しいただく予定としておりましたが、教育関係者や行政関係者、保護者などの参加が多かったこともあり、改めて前半では「発達障害とは-自閉スペクトラム症を中心として-」について詳しくお話いただき、後半ではそれを踏まえて就労に必要なスキル(ハードスキルとソフトスキル、さらにはライフスキル)等についてもお話しいただきました。また、講演会の最後には、参加者からいただいた事前アンケートについても時間の許す限りとても丁寧にお答えいただきました。3時間の講演会は経験豊富な梅永先生のお話であっという間に過ぎてしまい、その間参加者はまさに釘付け状態でした。事実、アンケートの中には「まだまだ、いろんな話が聞きたかった」「現場ですぐに役立つ内容だった」などのご意見が多く寄せられ、ほとんどの参加者に満足していただけたのでは、と感じています。

  さて、閉会の北川副センター長の挨拶にもありましたが、ほっぷでは、梅永先生講演会の準備を一年以上前から進めており、当初は今年の3月27日に開催する予定としていました。しかし、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、やむなく一週間前に中止とさせていただきました。それでもあきらめきれないスタッフは再度梅永先生にお願いをし、ようやく今回の開催にこぎつけることができました。このようなご時世の中での大変な決断ではありましたが、一人の感染者も出さずに講演会を開催できましたことに心より感謝申し上げます。また、今回の研修会には、県内の13の市町村からご参加をいただきましたが、参加された皆さんには、どうか今回の講演会で学ばれたことを地域で実践していただき、お一人お一人が地域の社会資源としてご活躍されますことを祈念しております。

  最後になりますが、今回の講演会の開催にあたり、講師として東京からお越しいただいた梅永先生はもちろんの事、ご参加いただいた皆様に心より感謝を申し上げます。そして、今後もほっぷの活動にご理解とご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。

2020年12月22日