令和2年度富山県発達障害者支援センター研修会(リモート公開講座)が開催されました

  2月27日、富山県総合情報センターより、ZOOM配信によるリモート公開講座を開催し51名の方に受講いただきました。

  今年度の公開講座は、「発達障害のある人たちを地域で支えるしくみづくり ~家族が互いに支え合う取り組みから~」をテーマに、第1部と第2部の2本の動画仕立てでお送りしました。第1部は、「発達障害のある人が笑顔で暮らせるために ~本人と家族を支える~」と題して、社会福祉法人めひの野園めひの自閉症地域生活支援センター センター長の東真盛氏に、発達障害の支援についてお話をいただきました。また、第2部では「ほっぷが育むペアレントメンターの活動と取り組み」と題して、ペアレントメンターの八幡祐子氏にコメントをいただきながら、ほっぷの北川が県内の支援の現状について解説をいたしました。

  ところで、ほっぷでは今回の公開講座が動画配信であったため、企画当初より「動画で本当にほっぷの想いが伝わるだろうか」と、その反響を大変気にかけていました。しかし、講座終了後に皆様から送られてくるアンケートから受講者の熱量を感じることができ、その反響の大きさにスタッフ一同胸をなでおろしています。第1部の東センター長さんの講義には、「みんなで支え合う地域づくりの重要性を再確認できた」、「印象的な映像が見られ、理解がより深まった」、といったご感想をいただきました。また、第2部のペアレントメンターについては、「ペアレントメンターの活動がよく分かった」、「県内でも地域によって登録者の数に偏りがあり、驚いた」というご意見をいただきました。そして、ほっぷスタッフにもたくさんの温かい励ましのお言葉をいただきました。

  当日は、動画も用意して、「準備万端!さあ!」と意気込んで開始したつもりでしたが、一時的に映像が中断してしまうというハプニングがあり、皆様にはご不便とご心配をおかけしてしまいました。当然スタッフも意気消沈してしまったのですが、そんなスタッフに対しても、「一時中断したけど、内容はよくわかりました」、「コロナ禍での研修会の企画ありがとうございました」との労いのお言葉をいただき、その温かさが心に沁みました。この場をお借りしお詫びと感謝を申し上げます。今後はみなさまからのご意見をふまえ、県内に支援がいきわたるよう、ほっぷもメンターさんと手を取り合って、活動していきたいと思っております。

  さて、今回の公開講座が、ほっぷとしての本年度の最後の研修会となりました。新型コロナ禍でもあり、十分な企画はできませんでしたが、その反面得るものもたくさんありました。今年度の反省を踏まえ、来年度も、より快適な研修を目指していきたいと思っております。今後とも、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

2021年03月12日