令和2年度ペアレントメンター養成研修が開催されました

  2月27日の午後から、富山県総合情報センターにて、ペアレントメンターの養成研修(基礎研修)を開催いたしました。今回は、コロナウィルス感染拡大防止のため、従来の午前の部の研修は事前に公開講座の動画を観ていただき、午後の相談援助技術研修のみ集合研修で行いました。

  今回の研修には、県内の親の会に所属し、ペアレントメンターとなることを希望される14名が「基礎研修」として、また、すでに基礎研修を終えて活躍されている6名のメンターさんが「フォローアップ研修」として参加されました。基礎研修が行われるのは実に5年ぶりのことであり、特に昨年度は、コロナウィルス感染拡大を懸念して開催中止を余儀なくされた経緯があったため、ほっぷとしても念願の開催となりました。

  午後からの相談援助技術研修では、山梨県立大学の阿部美穂子先生をお招きして、ペアレントメンターとしての支援の在り方について、スキル練習・グループワーク・講義を通してとてもエネルギッシュに教えていただきました。阿部先生のお話は実践に基づいていて、とても具体的でわかりやすかったと大好評でした。「特に、ペアレントメンターだからといって『完璧な人』でいる必要はなく、『今現在ももがいている人』として存在していることが、何よりも相談者の助けになる」というメッセージには、新しい方、経験者共に、ほっとされた方も多くいらしたようです。参加者からも、「専門家とは違うアプローチでお役に立てるのがうれしいと思った」「自分自身を見直すことができた」「メンターとして必要な事を改めて確認することができた」といったご感想をいただきました。
  阿部先生、ありがとうございました。

  さあ、この日を持って、富山県には新たに14名のペアレントメンターが誕生しました!これで県内には、総勢38名のメンターさんがいることになります。令和3年2月27日は、ほっぷにとっても記念すべき日となりました。

  ほっぷは、今後も情報交換会やイベントを通して、メンターさんの活躍の場を広げていくことを応援するとともに、県内の各市町村さんとも連携して周知していきたいと考えております。皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

2021年03月12日